クソゲー! ゲットだぜ!
今回ゲットしたのは…
里見の謎(プレイステーション)
(サンテックジャパン)
2380円(高けぇ!)でゲットだぜ!
第一回目、二回目とサターン用のソフトが続いてしまっていて、『単なるサターン叩きじゃないか』という風に思われたくないし、お買い得ゲームコーナー化したくなかったので、今回は気合い入れてクソゲーをゲットしました。このコーナーの中じゃ最高価格でしょう^^;
はっきり言ってコイキングをゲットするより後悔しました。コイキングなら200円で済むけれど、コイツは中古でも2380円(税別)もする!
だけど、コイツをゲットしないと、あこがれのクソゲーマスター(?)になれないし…
新品ならば『オススメRPG』というシールが貼ってあった(メーカーが勝手に貼ったらしいです。第一こんなモン勧める人間がいたら、気○いとしか言いようがない)のですが、ゲットしたのは中古。残念ながらオススメRPGシールは貼られていなかった。新品で4000円ぐらいしたらゲットをためらうけれど、一回は見たかったな^^;
パッケージイラストを見れば分かりますが、一見すると
『どこで作ったパチモンソフト? 香港? 台湾? それともタイ?』
という程度のイラストです。私は絵が描けないので大きい事は言えないのですが、タイのパチモンソフトのパッケージだってもうちょっと小ぎれいなイラストが描かれています。
中国製の花火に描かれている程度の絵をゲームのパッケージにしているのですから、イラストレーターをさらし者にしているとしか思えない… 何かやったのか? イラストレーター?
更にスリーブを見ると…
●新機能D・C・B・S・(ダイレクト・コマンドバトル・システム)による、白熱の戦闘シーン!
●新機能P・M・L・S・(プログレッシブ・マップ・リンク・システム)による、快速の縦スクロールRPG
●新機能F・E・C・S・(フラッシュ・エンカウント・コントロール・システム)による、従来のCD−ROMの常識をくつがえす、マップからバトルへの
瞬時の切り替え!
●数々のイベントとダンジョンが君を待ち受ける
●心・技・体バランスにより変化する「なりわい」(職業)
●物語を盛り上げる、極上の音質と音楽表現!
ごちゃごちゃと訳の分からない事が書いてあります。それに新機能が3つもあるのですからさぞかし面白いゲームなのでしょう。そう思いつつプレステの電源をオン!
プレステのロゴとメーカーロゴが出た後に流れるのはタイトルと『ザザーン、ザザーン』という波の音だけ… アニメーションバリバリのド派手なオープニングデモがいいって訳ではないのですが、寂しすぎます…
ニユーゲームを選択して主人公と仲間と飼い犬の名前を入力。その時に主人公達の顔が表示されるのです。ジャケットのヘッポコイラストよりかはナンボかマシですが『オレやっているの本当にプレステのゲーム?』と思った程のショボショボなグラフィック… 100歩譲ってもコレはPCエンジンレベルでしょう。
名前は最初から決まっていますが、自分で変更出来ます。けれども自分で決めるのも面倒なので、そのままでプレイ。ちなみに名前は主人公が『ゆめわか』ロン毛の親友が『ようすけ』(どうやらモデルは江口洋介らしい…)飼い犬が『ラブリー』となっています。
名前を決めてゲームを始めると現れるのは海。そしてナレーションとともにスクロールしていきます。スクロールしている間に総監督や監督、声優の名前が出てきます。う〜ん、映画やテレビみたいでかっこいい!(少しは褒めてやろう)
スクロールが終わると、主人公と洋介,そしてラブリーが釣りをしています。洋介が魚が釣れないと言って帰ると同時に主人公が壺を釣り上げます。壺です。壺!空き缶とかなら分かるけど壺とは…
主人公は壺を持ち帰りますが、その時に主人公の体に異変が起こります。そして家に戻って母親に言った言葉が
『母さん・・・ ぼくあたまが ヘンになっちゃったよぉ・・・』
このメッセージを見たときに一瞬『電波っているよコイツ!』と思いました。もし、あなたが体の不調を誰かに言う時、こんな事普通言いますか? 言えば言ったで調子悪いんだなと相手は思ってくれるでしょうけれど…
こういうメッセージがある事自体、このゲームはかなりイカレています。そしてわずかながらのプレイで発見したイカレメッセージがコレ
『しんぱい 入りません! ヌーヌーは あなたをすくいます!』
明らかな誤植です。いや、誤植とかどうのと言う以前の問題です。制作者の方にお伺いしたいのですが、『入』って字は何て読めばいいんですか? 「はい」? それとも「い」? 普通こういう時にこういう字は使わないと思うのですが… せめてデバッグの時に修正すればいいのに… そのまま商品にするとは… ある意味FF[より始末が悪いです。
3つの新機能がこのゲームにはあります。その内の1つ『P・M・L・S』。快速の縦スクロールRPGと書いてありましたけど、そのまんまです。 ただ前進と後進あるのみ! 普通のRPGみたいに右や左には進んでくれません。画面の切り替えは『ゼルダの伝説』みたいな感じですが、それから左右に切り替える機能を削除したのが『P・M・L・S』です。これならだだっ広いマップをウロチョロ迷わずに済みます。これならRPG 初心者も安心してプレイ出来ます。
そして適当にゲームを進めていくと、敵と遭遇。『D・C・B・Sによる、白熱の戦闘シーン』と書かれていましたが、その言葉の意味を理解する前に敵にボコられてあっと言う間に全滅… 最初の戦闘で全滅なんて、今だかつてありません。もしかしたらこれがD・C・B・Sなのカモ?そ
れにしても、厳しすぎですよぉ。でも、マップから戦闘シーンに切り替わるのはとても早いです。さっすがは『F・E・C・S』! 今までやってき たRPGの中でも一番ではないでしょうか。
その時点で私はこのゲームをクリアする事を断念しました。『根性なし!』と罵られても構いません。イカれたメッセージにムチャクチャなゲームバランス、これ以上続けると、こっちがこのゲームから発されている怪電波によって『ぼく あたまがヘンになっちゃったよぉ…』になってしまうので… クリアした人がいましたら、私が『勇者ロト以上の勇者』と認めます。メールまたは掲示板に書き込んでください(爆)。
ちなみに、このゲームは中古ショップで1250円で買い取ってくれました。比較的良い値段です。でも、ゲームとしての価値は50円にもならないと思うのは私だけでしょうか?