燃えろ!! プロ野球
投球フォームは、オーバースロー・スリークォーター・アンダースローもできちゃって、コースも自由自在。選手の超リアルな動き、音声合成使用など、ファミコン初の本格的野球ゲームだ。
※シャープC1ではご使用になれません。
と、カセットの裏には書かれていましたが、実際には『?』と首を傾げたくなるような出来具合のゲームでした。この頃の代表的な野球ゲームといえば、もちろんファミスタです。それ以前に発売された物は任天堂のベースボールぐらいでしょう。ファミスタ以来の野球ゲームという事ですごく楽しみにしていました。雑誌を読んでもすごくいいみたいな事ばかり書いていましたし、回りの友達もこぞって『燃えプロ買うぞ!』と言っていたので、回りの流れに流されやすかった当時の私はそれを買ってしまいました。写真のは赤版(今回の為に買い直ししました。100円で^^;)ですが、当時手に入れたのは黒版だったのです。
『投高打低』。この言葉がこのゲームにはピッタリです。ゲーム画面が準備出来なくて説明が不十分になってしまいますが、画面はテレビの野球中継で見ているような感じです。守っている時(投球時)はベースボールやフアミスタよりやりやすいのですが、攻撃の時になるとタイミングが取りにくく、上手い具合にバットに当たってくれません。ベースボールやファミスタとは違った視点での攻撃で不慣れという部分のあったのかもしれませんが、それにしてもやりずらかったですし、今プレイしてもやりずらいなぁと感じています。動きもガクガクしているし…
このゲームはキャッチャーが非常に優秀です。なってったって
どんな所にもミットが届いてくれるから暴投がない!
当時は『宙に浮くミット』だの『怪奇現象』などと、色々言っていましたけれど、今は
インドの山奥でダルシムとキャンプ張ったんだ
そう思えるようになりました(バカ丸出し^^;)
日本一のキャッチャーと言われているヤクルトの古田にだってこんな事は出来ないでしょう(当たり前だ!)。それが出来てこそ日本一のキャッチャー!
このゲームの一番のウリは選手の超リアルな動きではありません。それは…
バントホームラン
強打者であれば何故かバントでもホームランになるという不思議な現象…
これが味わえるのは『燃えプロ』だけ!
このゲームのデータは阪神が強いのでこんな事で出来ちゃうカモ?
バース かっとばーせー バース ライトへレフトへ ホームラン
かっとばせー バース! ここまで飛ばせー
コツン!
『バックスクリーンへホームラン!』
槙原落ち込む
放り込め 放り込め 掛布!
かっとばせー 掛布!
コツン!
『掛布!バースに続いてバックスクリーンへホームラン!』
槙原さらに落ち込む
ちゃららららー 岡田! ちゃららららー 岡田! ホームラン オー ホームラン オー
場外 場外 ホームラン!
かっとばせー 岡田!
コツン!
『バックスクリーンへまたまたホームラン!これで3者連続です!』
槙原さらにさらに落ち込む
伝説(?)の三者連続バックスクリーンホームランもバントホームランで可能カモ?
でも、本当にやられたら相手のピッチャーはものすっごくイヤだろうな…
いまならこのゲームは100円ぐらいで入手が可能です。バントホームランを味わいたい方は速攻でショップに行きましょう!
私が感じたこのゲームのクソゲー度(星5つが最高です)
★★★★
理由:操作性が悪い(特に打撃時)
音声合成がヘン(ない方がマシ)
バントでホームランになるというムチャクチャなゲームバランス
パラメータが極端におかしい(だからバンドホームランという事ができるけど^^;)