スペランカー
とにかく主人公が弱い! 弱すぎる! ちょっとした事で簡単に死んでしまう事で有名なこのゲーム。当時はスーパーマリオで豪快なアクションに慣れていたのでそのギャップに泣かされていた。『コレくらいなら大丈夫!』と思ってジャンプして飛び降りてみたら「ちゃんちゃらんちゃちゃんちゃんちゃん♪」と死んでしまう… くぼんだ所でちょっとズレただけでも「ちゃんちゃらんちゃちゃんちゃんちゃん♪」コウモリのフンが当たっても 「ちゃんちゃらんちゃちゃんちゃんちゃん♪」とにかくなんでもかんでも「ちゃんちゃらんちゃちゃんちゃんちゃん♪」
いい加減にしろよ! お前!
ガルベスじゃなくてもキレます。
この主人公はとにかくひ弱です。こんなひ弱な主人公は後にも先にもいないでしょう。そんなにひ弱なら洞窟に冒険なんか行くな! 毎日牛乳飲んで体鍛えろ! マリオのツメの垢を煎じて飲ませたい。コイツに付けたあだ名は
『ヒヨワンカー』
他のゲームでもちょっと主人公が弱かったりすると、そいつのあだ名も『ヒヨワンカー』でした。例えばスライムにボコられて死んでしまうレベル1の勇者とかがその対象。
ゲーム内容は洞窟にあるアイテムや鍵を取って先に進んでいきお化けを退治し、コウモリや毒ガスなどの障害を避けていくという内容の普通のアクションですが、主人公のひ弱さがこのゲームの難易度を異常なまでに高めています。何回も書いていますが、とにかくちょっとした事で簡単に死んでしまうのでプレイヤーもいい加減キレてきます。よほどの忍耐力がないとこのゲームをクリアする事は出来ないでしょう。私は泣いて投げてしまいました^^;
今考えればスペランカーはやればやるほどに味のあるスルメのようなゲームですが、当時小学生だった私にはその『スルメ』はクサくてカタくてマズイものだったので旨さを味わう事はできませんでした。今やってもそんなに先には進めないけれど。
操作性は今やっても悪くはないです。なめらかでいい感じです。
このゲームはアイレムのオリジナルかと小学生の頃は思っていたんですが、実はロードランナーとかで有名なブローダーバンド制作のゲームだったんですね。これは驚きでした。大味で豪快な洋ゲーメーカーがこんなにシビアなゲームを作るなんて… もしかしたらアイレムが日本人向けにアレンジしたのかも?
私はどれくらいこの画面を見せつけられたのでしょうか? スーパーマリオを1時間プレイしてもスペランカーを1時間プレイしてもゲームオーバーの画面を見せつけられるのはスペランカーの方が多いでしょう。
クソゲーだけど、いい味を出していると私は思います。プレステでリメイクされればいいのになぁ… 主人公はひ弱なままでね。主人公からひ弱さを取ったらこのゲームの味を殺すことになっちゃうから^^;
このゲームのクソゲー度(星5つが最高です)
☆☆☆☆☆
理由:
主人公が異様なまでに弱くて、ゲームとしての快適さがない